ドリルの刃は何回も使って穴を開けているうちに、徐々に切れなくなっていきますね。切れ味が悪くなったドリルの刃、どうしてますか?
今まで私は、研いだら再び使えるって知っていましたが、ドリルの刃の研磨は難しく熟練した技術が必要だと言われてたので、仕方なく切れ味が悪くなった刃は捨てて新しい刃を購入していました。
でも、もったいないですよね。研いだらまた使えるんですから…
というわけで、今回は便利な鉄工ドリル用ドリルシャープナーをご紹介します。
簡易的だけどあれば便利な鉄工ドリル用ドリルシャープナー
研磨機にもいろいろ種類がありますね。本格的なドリルの刃を研ぐ研磨機はけっこういい値段するのでなかなか手が出ません。まあ、穴あけを仕事にしているわけじゃないんで、とりあえず試しにネットショップで見つけた手ごろな価格の鉄工ドリル用ドリルシャープナーをAmazonで購入して使ってみました。
2.0~12.5mmまで使える鉄工用ドリル刃再研磨用 ドリルシャープナーです。
商品コード23804
パッケージから取り出したシャープナー本体です。
上に角度がついた研磨用砥石があり、その下にドリルをセットするガイド溝があります。
ドリルの刃をセットするガイド溝は、2.0mm~5.0mm、5.0mm~8.0mm、8.0mm~12.5mmと3つあります。
この溝にドリルを入れて、指で押さえて固定します。
ドリルシャープナーの使い方
今回、研磨してみるドリル刃8.0mmです。
初めて鉄工用ドリルシャープナーを使ってみるので、電気ドリルをセットする前に、ドリルをガイドの溝に合わせてみました。
今回、研磨するドリルの刃は8.0mmなので、一番おおきな溝にセットして砥石とカッティングエッジの角度を確かめて研磨してるイメージをしてみます。
このドリルシャープナーは刃先角が118°専用です。砥石とカッティングエッジが平行になるようにセットします。ピッタリ平行ですね。
電気ドリルをセットする
研磨砥石に繋がってる回転軸に電気ドリルのチャックをしっかり締めて固定します。
はじめはインパクトドライバーを使うつもりだったんですが、ドリルシャープナーの説明に「インパクトドライバーを使用できません」と書いてあったので電気ドリルを使用。
また、使用する電気ドリルは正回転(右回転)で、適正回転数は2,000~3,500min−1です。
ドリル刃を研磨する
ドリル刃をガイドの溝にセットし、右手の親指でドリル刃を押さえながら、左手で電気ドリル回転させます。
この時、ドリル刃はひねらずに約2秒ほどまっすぐ押し当てます。
カッティングエッジは逃げ面より低くならないように研磨します。
2秒ほど押し当てたら、ガイド溝からドリル刃を取り外し約5秒ほど水につけて冷まします。
これで、ドリル刃の片面を研ぐことができました。もう片面も同じようにして研磨します。
試しに穴を開けてみる
試しにドリルシャープナーで研磨したドリル刃を電気ドリルにセットして、3.2mm厚の鉄板に下穴を開けずに8mmの穴を開けてみました。
切り粉は細かいですが、研磨する前より確実に切れるようになりました。
おわりに
あると便利な鉄工用ドリルシャープナーの使い方をご紹介しました。簡易的な研磨機ですが研磨するときのコツをつかめば価格も安いし、DIYでの穴あけ作業ならこれで十分使えると思います。
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