PR

【DIY】排水管にトラップを付けて虫の侵入を防ぐ方法

排水管にトラップを付けて虫の侵入を防ぐ方法TOP
当ページのリンクには広告が含まれています。

夏に近づいてくると困るのが、手洗い器の排水管から侵入してくる蟻やナメクジなどの虫たち。古民家に暮らして3年が経ちましたが、毎年この問題に悩まされています。いくら手洗い器を綺麗にしていても虫は侵入してくるので、トラップを付けて排水管から虫が入ってこないように対策をしてみました。

今回は、DIYで排水管にトラップを取り付け虫の侵入を防ぐ方法をご紹介します!

スポンサーリンク

トラップ取り付け前の排水管

屋内側

ウチの家は築90年以上の田舎にある古民家です。当然下水道もなければ、浄化槽もなんですが、約30年ぐらい前に増改築したトイレがあります。トイレの前には、トイレ用に手洗い器が設置してあるんですが、温かい時期になってくると、この手洗い器の排水管を伝って蟻やナメクジなどの虫が毎年侵入して困っています。

田舎は虫との戦いです。この前は、エアコンのドレンホースに防虫ドレンキャップを付けたり、DIYで木製網戸を作って家の中に虫が入ってこないように対策しました。

手洗い器

この手洗い器の排水管を見てみると、当時の施工業者は費用をおさえるためにトラップを設置しなかったのか謎ですが、排水管は50の塩ビパイプに直接繋がっていて、虫の侵入や臭いを防ぐためのトラップが付いていません。

ちなみに去年の今頃、手洗い器の排水管と50の塩ビパイプとの間の隙間対策がしてなかったので、虫の侵入や臭いを防ぐためにコーキング材で埋めました。

開封後の余ったコーキング材を保存するときはシリコン コーキング材開封後の長期保管方法

トラップがない排水管

屋外側

続いて、排水管の屋外側を見てみます。

屋外側の排水管は、増築したブロックの基礎に穴をあけて排水管むき出しです。それに、縦樋と繋いでそのまま地面に…

屋外側の排水管

近くに集水桝がありますが、桝の方向へ向かっていないので掘ってみると、なんと75の排水管にチーズを付け立ち上げて、50に落とし、ぐにゃぐにゃ曲げながら繋いでいるじゃありませんか!こんな配管では雨樋のゴミなどで詰まってしまったとき大変なことに!

この施工は本当に業者がやったんでしょうかねぇ?疑問ですけど、ほんとに業者が施工したらしいです。

私だったら絶対集水桝に接続しますけど…

屋外側地面下のの排水管

屋外排水管にトラップを取り付ける方法

はじめの予定では手洗い器の下にS字トラップを取り付ける予定でしたが、屋外側の排水管の施工があまりにも気にいりません。なので、配管をやり直すつもりで屋内側にトラップを設置することにしました。

準備するもの

材料

準備した材料
  • VU50エスロンパイプ 適量
  • VU50下水トラップ 1個
  • VU50継ぎ手チーズ 1個
  • VU50継ぎ手90°エルボ 2個
  • VU50継ぎ手45°エルボ 2個
  • VU50継ぎ手ソケット 2個
  • VU50継ぎ手ビニール掃除口 1個
  • VU50キャップ 1個

工具・道具

  • 石頭ハンマー
  • チスタガネ
  • 塩ビ用のこぎり
  • メジャー
  • 塩ビ用接着剤
  • モルタル
  • 剣スコップ
  • 角スコップ

モルタルを撤去する

余ったモルタルを打ったんでしょうね。

まずは、一部だけ打ってあるモルタルを石頭ハンマーでたたき割ります。

モルタルを割る

セメントと砂の配合が悪いので簡単に割れます。

モルタルを撤去

床掘り作業する

モルタルを撤去することができたので、剣スコップを使って水道管に気を付けながら、新たに集水桝の方向に床掘りしていきます。

通常、水道管の土被りは30cmは欲しいですね。でもこの水道管、土被りが15㎝ほどしかありません。どういう施工なんでしょうかね。つくづくあきれてしまいます。

掘削

排水管をつなげる

床掘りができたので、手洗い器の排水管を繋いでいきます。

近い将来600mm幅の犬走りをする想定で、まずは90°のエルボを付けて下げます。次に犬走りの天端と排水管の掃除口との高さが揃うようにトラップと継ぎ手チーズ、継ぎ手ビニール掃除口を取り付けます。

トラップをを取り付けたら、継ぎ手45°のエルボ1個を付けて集水桝に向かう予定でしたが、水道管が邪魔をしてしまいました。水道管の移設も考えましたが、水道管は16mmを使っていて今日は材料ありません。

なので、継ぎ手45°エルボを2個使って水道管の下に排水管を廻しました。

トラップを付けた排水管

次に、集水桝に穴を開けます。

先ほど用意していた継ぎ手45°エルボを使い切ってしまったので、ここでは古い45°のエルボを付けて排水管を接続します。

集水桝に穴をあけて排水管を接続

ちなみに、この集水桝、管の下端で底打ちがしてあり、困ったことに泥溜めがありません。

排水管を集水桝に接続

これで、手洗い器の排水管にトラップを取り付けた配管ができました。

トラップを取り付けた配管の出来上がり

埋戻し作業をする

トラップを取り付けた排水管をつなげることができたので、埋戻ししていきます。

ある程度、排水管が動かなくなるまで埋戻ししたら、集水桝に設置した排水管の周りの内側・外側の隙間をモルタルで埋めます。

排水管の周りをモルタルでふさぐ

排水管の周りをモルタルで埋めたら、敷地の高さまで土を踏み固めながら埋戻して完成です。

埋戻してトラップを取り付けた排水管の完成

トラップの掃除口

今回、手洗い器の排水管にトラップを付けました。手洗い器なので詰まることはないと思いますが、万が一詰まったことを考え、掃除口を付けました。

万が一、詰まった時には、この掃除口から水道水を流したりして掃除することができます。

トラップの掃除口

おわりに

手洗い器から虫の侵入や臭いを防ぐために、排水管にトラップを設置してみました。

トラップを付けて1週間ほど経ちましたが、排水管から虫が侵入してくることも無くなりこれで安心です。また、雨が降った時には、手洗い器の排水管から水が流れる音がしていましたが、音も臭いもしなくなり快適になりました。

コメント