新車から乗っている12年目のスズキのエブリィバンDA64Vですが、最近、走行距離が10万キロ近くになってきたところで、低水温表示灯の緑色ランプがなかなか消えないことに気づきました。
緑色のランプがなかなか消えないという事は、エンジン冷却水の水温が低いままの状態が続いているってことですね。そういえばヒーターの効きが悪かったことを思い出しました。なので今回は、冷却水の循環量を調節してるサーモスタットを交換する作業をします。
エブリィバンDA64Vのサーモスタットを交換する方法
センターコンソールを外す
まずは、運転席、助手席シートのフロアマットをめくり、ロックレバーを引き起こして、ロックリングをつめから外しシート全体を引き上げます。
センターコンソールを外すときは、4つのプラスティリベットを外します。
プラスティリベットを外したら、カップホルダーを外してプラスネジを2本を外します。
センターコンソールが外れたら、10mmのボルト4本を外しプレートを横にずらしておきます。
プレートを横にずらすと、サーモスタットのハウジングが見えました。
このエブリィバン、海沿いで使用してたのでエンジン回りがかなり腐食しています。
サーモスタットハウジングを外す
今回はサーモスタットハウジングも交換するので、12mmのボルト2本と、ホースを外し、ハウジングを取り外します。
少しこじりながらハウジングを外してからサーモスタットを外しました。
画像ではわかりにくいですが、今まで使用していたサーモスタットは開きっぱなしではありませんでしたが、ゴムが切れていました。
ハウジングも新品と比べるとかなり腐食しています。ほんと、潮風にあたってると車全体によくないですね。
品番:17560-68H01
新品のサーモスタットに交換する
サーモスタットとハウジングを取り付ける
外した逆の手順でサーモスタットとハウジングを取り付けます。
エア抜きをする
新品のサーモスタットとハウジングを取り付けたら、エア抜きをします。
まず、ボンネットを開き、ヒーターエア抜きホースを外し、ラジエータの口元まで冷却水を注水します。
次に、サーモスタットハウジングにあるエア抜きボルトを緩め、エアが出なくなるまで、冷却水を入れエア抜きをします。
エアが出なくなったら、エア抜きボルトを締めて、ラジエータの口元まで冷却水を注水して、ヒーターエア抜きホースを取り付けます。
ラジエータのキャップを締めてファンが回るまで暖機します。(暖機する前にエンジンにかかった冷却水を水で流しておかないとしばらく臭いがします)
今回はラジエータキャップも新品に交換しました。
エア抜きの詳しい手順は、ボンネット内に記載されています。
エア抜きができたら、リザーブタンクの冷却水がFULLのラインまで入っているのを確認して作業終了です。
おわりに
エブリィバンDA64Vのサーモスタットを交換してみました。今回、自動車のサーモスタット交換は初めてだったんですが、思ったより簡単に交換できたし、エア抜きもスムーズにできたので工賃を節約することができました。ちなみに、この型のエブリィはサーモスタットがよく壊れるらしいです。
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